- 社名
- 株式会社クラスカ
- 事業内容
- 商品企画開発/販売、ホテル経営/運営、飲食経営/運営、レンタルスペース経営/運営
- カテゴリー
- ホーム・キッチン
- 設立
- 2004年4月
- URL
- http://www.claskashop.com/
たった30秒で国内サイトが越境EC対応に。
手間と決済リスクを抱えずに、海外売上の向上につなげられました
日本語のECサイトでも海外から一定数のアクセスは存在する。それらの注文に対して、メールや海外転送サービスを使って対応しているEC事業者は多い。しかし、思うように売上が伸びなかったり、やりとりの手間や決済リスクに頭を抱えているケースも多いのではないだろうか?
株式会社ジグザグ(以下、ジグザグ)の『WorldShopping BIZチェックアウト』は、利用しているショッピングカートを問わず既存の国内ECサイトにjavascriptを1行追加するだけで簡単に海外対応ができてしまうサービスだ。
海外からのアクセスに限定して多言語ナビゲーションや海外ユーザー専用のカート画面が表示され、海外からの注文受付から代理購入、海外発送対応をすべてWorldshopping側で自動対応する。そのためEC事業者は自社サイトを変えることなく国内販売と同様のオペレーションで簡単に海外注文に応えることができる。
今回は導入実例として、ライフスタイルショップ『CLASKA Gallery & Shop "DO"』を運営する株式会社クラスカ 広報責任者 速水真理氏にお話を伺った。
・以前のショッピングカートASPが海外対応ではなかったため、都度顧客対応が必要で、非常に手間がかかっていた(例:メールで希望アイテムをうかがい、送料等の見積もりをし、確認を取ってから、一人ひとりの顧客専用の決済ページを設ける)
・手間のかかるやりとりの末に注文につながらない、または注文を受けてもキャンセルになる、などのこともあった。
・日本のものづくりを海外に積極的に発信したいという思いもあり、海外需要に対して、なるべく労力をかけずに応えられるしくみを探していた。
・WorldShoppingBIZチェックアウトの(ショッピングカート)デザインがシンプルで、自社サイトのイメージにうまくなじんた。
・コストも明快で導入費用を抑えられた。
・導入自体も簡単で、ジャバスクリプトのタグを1行入れるだけと、30秒程度で終わった。
・海外送料や手数料、関税などのコストは顧客の負担となり、決済はWorldShoppingBIZチェックアウト(ジグザグ)が担当してくれるため、不正決済の心配もない。
たった30秒で国内サイトが越境EC対応に。 手間と決済リスクを抱えずに、海外売上の向上につなげられました
CLASKA Gallery & Shop “DO”は食器、キッチン、インテリア、ステーショナリー、ベビー用品に至るまで、暮らしにまつわるさまざまな品を販売するショップです。
購買層は、おもに20代後半から40代までの女性。普段使いから出産祝い、引き出物などのギフトまでと、幅広くご活用いただいています。自社ECサイトである『CLASKA ONLINE SHOP』の売り上げは今期で1億、成長率は昨対比120%となっています。
実店舗は、東京都・目黒通りのリノベートホテルCLASKAに併設された、CLASKA Gallery&Shop“DO” 本店を始めとする国内の直営店が12店舗、その他百貨店内のコーナーとして4店舗。海外にも卸先があります。
ECは国内向けの自社サイト(日本語)のみですが、以前からアメリカ、香港、韓国など海外の方からの問い合わせをメールでいただくことがありました。
しかし使用しているショッピングカートASPが海外対応していないため、その都度顧客からメールで希望のアイテムをうかがい、送料等の見積もりをし、確認を取ってから、一人ひとりの顧客専用の決済ページを設けて対応しており、かなりの手間がかかっていました。
さらに、こうしたやりとりの末に注文につながらない、または注文を受けてもキャンセルになる、などのこともありました。
海外からの問い合わせ件数は月に2ケタ程度だったのですが、弊社のEC業務は私ともう一人のスタッフの2人体制で行っていることもあり、手動で対応することに限界を感じていました。
一方でCLASKAでは、日本のものづくりを海外に積極的に発信したいという思いもあり、海外需要に対して、なるべく労力をかけずに応えられるしくみを探していました。
最初は海外のお客様向けに、ページ自体をバイリンガルにしようと検討していましたが、自社サイトで使用しているカートが国内向けであったため、それ以外のしくみを探すことにしました。
そこで今年の9月に導入したのが『WorldShopping BIZチェックアウト』です。
国内のショッピングカートの多くは、かな入力が必須だったり、カート部分は多言語に変換できないケースが多いですが、『Worldshopping BIZチェックアウト』の場合は、今利用している国内ECサイトのシステムを変更することなく、デザインはそのままに、海外からユーザーがアクセスすると、そのユーザーのブラウザ言語設定に合わせて、ポップアップで英語、簡体字、繁体字などの多言語ナビゲーション、海外ユーザー専用のカートが出てきてスムーズに注文ができるしくみです。
海外からユーザーがアクセスした際に表示されるポップアップ(英語ver.)
このポップアップのデザインがシンプルで、店舗のサイトのイメージにうまくなじんでくれますし、コストも明快で導入費用を抑えられる点も魅力でした。
導入自体も簡単で、ジャバスクリプトのタグを1行入れるだけと、30秒程度で終わりました。
海外からのアクセス・注文については『Worldshopping BIZチェックアウト』を通じてジグザグさんから注文が入る仕組みになるので、弊社は、商品をジグザグさんあてに国内発送をすれば取引が終了となります。あとはジグザグさんが海外の顧客とやりとりし、海外発送してくれます。
海外送料や手数料、関税などのコストは顧客の負担となり、決済はジグザグさんが担当してくれるため、不正決済の心配もありません。
導入前と比べて、海外の件数は少しずつ増えていますが、国内向け販売と同様のフローで海外対応ができるので、とても助かっています。
現在は、『WorldShopping BIZチェックアウト』を活用しながら、従来の直販のメール手段も残していますが、『WorldShopping BIZチェックアウト』を選択される方も多く「手数料がかかっても、このツールを使いたい」と感じてくださる方が確実にいるとわかり、手応えを感じています。
もしかしたら、メールでの注文が面倒で脱落していたかもしれない人にも購入いただけるようになったのではないでしょうか。
CLASKA ONLINE SHOPの商品の中には、瀬戸物などこわれやすいものも多いのですが、『WorldShopping BIZチェックアウト』では1つ1つ検品し、必要があれば海外仕様に厳重に梱包してくれるので安心です。先日も、4つずつダンボールに入ったお皿を、1つずつ梱包し直して発送していただけました。
『WorldShopping BIZチェックアウト』の導入によって、海外からの注文に、手間をかけずに応えられる仕組みが整ったので、今後はより世界に向けて商品をアピールしていきたいです。
現在もウエブサイトをもっと見てもらえるよう、インスタグラムに英語タグをつけて発信したりなどしていますが、まだまだ工夫の余地があると思っています。
国内ユーザーであれば、会員登録をしていただいた顧客に、メルマガで新商品ご案内をするなどのアプローチができますが、海外の購入者の方には何も発信できていないのが現状です。
ジグザグさんにはそうした販促面の相談にも乗っていただき「海外ユーザー向けに、メルマガ登録だけのフォームを用意する」「ホテルの本体ページでのショップのアピールを」「SNSの多言語タグも海外ユーザーのタグ付けが多いビッグワード選定を」といったアドバイスをいただいています。こうしたアイデアも、前向きに検討していきたいと思っています。
速水様、ご協力ありがとうございました。
※ページ上の各種情報は、取材時(2017年12月時点)のものです
本記事は『ECのミカタ』に掲載されている「たった30秒で国内サイトが越境EC対応に。手間と決済リスクを抱えずに、海外売上向上につながる施策とは?」の転載記事です。