- 社名
- 株式会社フェイバリット
- 事業内容
- アパレル製品の企画、製造、販売、EC運営
- カテゴリー
- 施策事例
- 設立
- 2008年
- URL
- https://favorite-one.co.jp/
【施策事例】Meta広告 海外向け初実施から2ヶ月でROASは国内を上回る600%超を記録!《株式会社フェイバリット》
株式会社フェイバリットがMeta広告を活用し、海外市場で高いROASを達成した事例を紹介します。
・日本国内での集客に頭打ち感があって伸びづらくなってきたので海外集客の強化をしたいと考えていた
・海外向けのMeta広告での成果は、CPAでみると国内の7割未満に抑えられていて、ROASは日本の1.5倍ほど高い結果となった
・サイトへのアクセス増加やフォロワー獲得にも繋がっている
株式会社フェイバリットが運営するアパレルブランド 「Favorite」 は、イラストをモチーフにした唯一無二の洋服を展開しています。
なかには有名イラストレーターやインフルエンサーの方々とコラボした商品も販売し、国内外のファンに愛されています。
日本国内での集客に頭打ち感があって伸びづらくなってきたのが一番の理由です。
どこで伸ばすかを考えたときに、海外の集客を強化することが選択肢の一つに挙がりました。加えて、台湾のクリエイターとの案件が増えて当地の売上が伸びてきていたことも大きなポイントになりました。
軌道に乗ってきたタイミングで、コラボ商品だけでなく通常商品も知ってもらいたい、買ってもらいたいという想いから本格的にマーケティングを始めました。
日本国内では、Xの広告を中心に展開しているので、海外でも同様に始めてみましたが、残念ながら期待した成果が出ませんでした。そこでMeta広告に切り替えたという経緯です。
試しに利用したところ上々の成果が得られたので、それから海外向けにはMeta広告を中心に運用しています。
はじめは5万円ほどの予算で、2週間の予定で試してみました。それが海外向けには初めての実施でしたが、コンバージョンしてくれたので安心しました。
経過をみていくと徐々に広告効率が良くなっていることも確認できたので、当初予定していた期間が終了したあとも継続して広告を配信していて、いまは国内も含めた広告費全体の10%程度を海外向けのMeta広告配信に充てています。
配信エリアは台湾と香港です。最初は台湾から始めて、成果が良かったので香港も追加しています。
作業としては細かい設定を変えたりするくらいで2ヶ月ほど続けていますが、台湾のROAS(広告費用対効果)は開始したばかりのころに比べて4倍程度まで上がってきています。香港も期間は短いですがとても良い成果が出ています。機械学習が進めばさらに良くなる可能性もあるので、楽しみにしています。
海外向けの成果は、CPAでみると国内の7割未満に抑えられていて、ROASは日本の1.5倍ほど高いです。
これだけでも十分なのですが、ほかの点でも高いパフォーマンスになっています。
配信している広告は売上目的のものだけですが、サイトへのアクセス増加やフォロワー獲得にも繋がっています。フォロワーはこの2ヶ月で1,000名ほど増えました。日本ではこういったことは起こらないので、予想外の収穫で嬉しい驚きとなりました。
Metaの『Advantage+ カタログ広告』を利用していて、広告クリエイティブは使わずカタログだけで回しています。広告に利用しているカタログも日本国内と同じものを使っています。
カタログはデータフィードで自動更新していて、広告のパフォーマンス改善もMetaの機械学習に任せているような状態なので、ほぼほぼ自動で回っています。直接手を加えることはほとんどないですね。
海外も国内も『Advantage+ カタログ広告』をベースにしている点は変わりません。
ただ国内の場合はそれだけだと成果が伸びなくなってしまったので、いまは画像や動画の広告クリエイティブを用意して併用しています。その甲斐あって国内もまた徐々に良くなってきてますが、いろいろと工夫が必要な分、国内のほうがリソースはかかっています。
リソースの配分としては国内が7割、海外が3割くらいでしょうか。海外向けの広告はあまり手間をかけてなくても成果が上がっているので効率がいいですですね。
嬉しいことに手がかからない状態でうまく回ってくれているので、止める理由がありません。
今後も継続して利用していくつもりですが、当面の目標として、売上全体の20%~25%をMeta広告経由で獲得できたらと思っています。
売上金額でみればまだまだ国内のほうが大きいので、予算もリソースも引き続き国内向けが中心になりますが、いずれは日本で上手くいっている手法を海外向けにも応用して、さらに成果向上に繋げていきたいと思います。
💡日本国内向けに作成しているカタログをそのまま利用。
データフィードで定期的に自動更新されるように設定している。
→ 小さくスタートさせてみたところ良い成果が出たのでそのまま継続中
💡無理のない広告予算で運用している。
→ 5万円からスタートし、いまは広告費全体の10%程度で運用。得られた成果から広告予算や配信エリアを適切に増やし、売上を伸ばしている
Meta広告が海外マーケティングにおすすめな理由
Meta広告では、実名登録された利用者の細かな情報をもとにした精度の高いターゲティングが可能です。
Metaの保有するデータと機械学習を上手く活用できれば、リソースやノウハウが限られたなかでも海外に向けて効率的なプロモーションを展開することができます。
大井様、ご協力ありがとうございました。
※ページ上の各種情報は、取材時(2025年7月時点)のものです。