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越境ECと日本のポップカルチャー、エンタメ商品の海外販売事情まとめ

2022.07.21 /
ウェブインバウンド

ECサイトを通じて海外商品を売買する「越境EC」の市場規模が世界中で拡大しています。

 

新たな販路獲得に向け、参入を検討する国内事業者も少なくありません。さまざまな商品が扱われる越境ECですが、海外の消費者が注目しているのは、日本のポップカルチャーにちなんだ商品です。

 

アニメや漫画といった日本のポップカルチャーは、海外の若い世代を中心に人気を集めています。この記事では、日本を代表する文化「ポップカルチャー」の紹介と、越境ECとの相性について解説します。

 

 

ポップカルチャーの定義・種類

ポップカルチャーとは、大衆向けの文化のこと。一部の人だけが楽しめるものではなく、誰でも簡単に触れることができ、楽しみやすいのが特徴です。

 

ポップカルチャーには、主に漫画、アニメ、ゲーム、ライトノベル、音楽、テレビ、映画、ドラマなどが含まれています。

 

海外で特に人気のある「アート」「音楽」「アニメ」

ここでは、ポップカルチャーの代表格として「音楽」「アニメ」「アート」の3つのジャンルから、現在の海外での動向についてご紹介します。

 

・音楽/CD/レコード

海外では、日本の「シティポップ」と呼ばれる音楽が人気を博しています。シティポップとは、日本で制作された「洗練された都会的な雰囲気のニューミュージック」のこと。動画配信サイトで海外アーティストがシティポップの曲をカバーしたり、リミックスしたりしたことから火がつき、ネット上で関連楽曲の視聴回数が増え、話題を呼んでいます。

 

また、ネット上で楽曲に触れた海外の消費者がアナログ盤をネットを通じて購入するケースも増えているとされています。CDやレコード5億枚分以上の作品情報を掲載している「Discogs(ディスコグス)」を経由して2020年に販売されたレコードは、1196万枚以上(前年比40%増)でした。ディスコグスは海外サイトですが、日本からも中古レコードが出品、売買されています。

 

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

越境ECにおけるシティポップ・アナログの再燃、中古品の海外関心の高さ

 

 

・アニメ

日本動画協会の調査(※1)によると、2020年にアニメの海外市場規模(1兆2,394億円)は国内市場規模(1兆1,867億円)を上回りました。アニメのキャラクターを元にしたアプリゲーム、Netflixなどの動画配信サービスの普及により、海外ユーザーが日本のアニメに接しやすくなったことが市場拡大の後押しになったと推測されます。

 

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

海外市場の伸長から見るアニメコンテンツの人気と、越境ECの可能性

 

 

 

・アート

日本のアートは海外のコレクターのなかで人気を集めています。例えば、村上隆氏のフィギュア作品は、2008年にニューヨークで約16億円で落札されました。村上氏のアート作品は日本のアニメや漫画、ゲームといったポップカルチャーの影響を受けて作られた作品です。ポップカルチャーの要素が詰まったアートだといえ、海外の消費者にとっては特に魅力的に映るのです。

 

また海外では、アートを「資産」として捉える富裕層が存在しており、「投資」目的で購入する層もいるため、高額な商品であっても価値を感じれば購入されます。

 

2021年の「日本のアート産業に関する市場調査(※2)」によると、国内のアート市場は2186億円でした。一方、同年の世界の美術品市場を分析した調査(※1)では、世界の市場規模は約8兆円。アートを販売するなら、海外に向けて展開すると良いことがわかります。

 

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

資産的価値でも注目される「アート」の持つ可能性。現代アートと越境EC事情

 

 

 

国を超えて大衆性を獲得する日本のポップカルチャーは、越境ECと相性が良い

ポップカルチャーは、国を超えて愛されやすい文化です。なかでも、音楽やアニメ、アートは言語を超えて楽しみやすいもの。日本国内で大衆性を獲得しやすいコンテンツは、海外でも人気になることが多いといえるでしょう。

 

 

ネット上で気軽に動画や音楽を視聴できるようになった今、海外のユーザーも日本のポップカルチャーに触れやすくなりました。結果、関連商品が欲しくなるのは当然の流れでしょう。「動画配信サービスで視聴したアニメの関連グッズが欲しい」「音楽配信サービスで知ったアーティストのCDが欲しい」など、ポップカルチャーに触れると購買欲求は自然に高まります。そんな購買欲求の受け皿として越境ECは最適です。

 

 

まとめ:日本のポップカルチャー関連商品を越境ECで海外販売しよう!

 

インターネットの普及により、海外からも日本のポップカルチャーに触れやすい時代になりました。海外で人気の日本のポップカルチャー関連商品を越境ECで販売し、販路の拡大を狙う事業者も多いでしょう。

 

一方で、越境ECを始める際にはハードルが多いのも事実。コストを抑えつつ運用したい方には、WorldShopping BIZのサービスがおすすめです。自社のECサイトに専用タグを一行設定するだけで、自社サイトを海外対応にできます。大きな手間をかけることなく越境ECを始めたい方は、ぜひ導入をご検討ください。

 

 

 

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執筆者
橿村 芽久未

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