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越境ECにおけるシティポップ・アナログの再燃、中古品の海外関心の高さ

2022.06.15 /
ウェブインバウンド

ECサイトを通じて海外商品を売買する「越境EC」が、世界で注目を集めています。

 

販路拡大のために越境ECへの参入を検討する国内事業者も少なくありません。今やさまざまな商品が扱われる越境ECですが、CDやアナログレコードといった音楽関係の商品が近年、注目を浴びています。

 

インターネット上で音楽が聴けるようになった現代でも、アナログレコードやCD、カセットテープは人気です。この記事では世界の音楽市場やトレンドについてご紹介します。

 

 

世界の音楽市場

世界の音楽市場はどうなっているでしょうか。

 

IFPI(国際レコード産業連盟)(※1)によると、2019年時点の世界の音楽市場規模は202億ドル(約2兆1530億円)。2014年から連続で成長し続けています。音楽市場の成長を牽引しているのは、音楽ストリーミングサービスです。

 

SpotifyやApple Musicなど、インターネットを通じて音楽を聴けるサービスが世界的に普及し続けており、2019年時点での売上は114億ドル(約1兆2150億円)です。音楽市場全体の売上の50%を超えています。

 

 

一方、CDやアナログレコードなどの売上は44億ドル(約4688億円)と、全体から見ると少ない数字に留まりました。しかし、売上の規模は21.6%と、存在感を保っています。

 

(※1)IFPI「Global Music Report」(2020)

 

 

シティポップ、アナログの再燃、二次流通トレンド

 

世界の音楽市場のトレンドについて見ていきましょう。

 

 

大きなトレンドの一つとして、世界的に日本の「シティポップ」と呼ばれるジャンルの音楽が再評価されています。シティポップとは1970〜80年代にかけて日本で制作された「洗練された都会的な雰囲気のニューミュージック」のこと。

 

2016年に韓国のDJが、シティポップの代表格・竹内まりやの「Plastic Love(1984)」をサンプリングした音源をインターネット上にアップしたことで、世界的にシティポップが再評価されることとなりました。

 

 

2020年にはインドネシアのシンガーによる、松原みきの「真夜中のドア〜stay with me(1979年)」のカバー動画がYouTube上でヒット。TikTokで同曲を使用した投稿が増え、2020年には音楽ストリーミング配信サービス「Spotify」のグローバルバイラルチャートで18日連続1位を記録しました。

 

 

2021年時点で再生回数は4,000万回を突破しています。以上のように、シティポップは現在、動画やSNS、音楽のストリーミング配信サービスなどを通じて世界中の若い世代に聴かれているのです。

 

 

 

CDやアナログ盤への興味・関心も高まっています。若い世代は生まれた時からデジタル環境に囲まれて育ったため、アナログ盤などモノに対する関心が強い傾向にあるためです。ネットで耳にして気に入った音楽を、「手元にレコードとして持っておきたい」「コレクションしておきたい」と思う人は少なくありません。

 

また、まだストリーミングサービスでは聴けない曲が収録されたレコード盤を求めている人もいます。さらに、「インテリアとしてアナログ盤を飾りたい」という人も増えています。

 

以上の背景から、近年アナログレコードの売り上げが伸びています。日本レコード協会によると、2010年に国内のレコード市場は1億7000万円にまで落ち込みましたが、2018年以降は回復し、毎年20億円台で推移しています。

 

同様の現象は国内だけでなく、全世界で起きています。米国ではレコードの売上は15年連続で伸びていて、2020年には6億2600万ドルを売り上げました。売り上げの伸びを後押ししているのが、フリーマーケットアプリやオークションアプリ、ECサイトを利用した二次流通です。CDやレコード5億枚分以上の作品情報を掲載している「Discogs(ディスコグス)」を経由して2020年に販売されたレコードは、1196万枚以上(前年比40%増)でした。ディスコグスは海外サイトですが、日本からも中古レコードが出品、売買されています。

 

(※2)日本レコード協会

 

 

WorldShopping BIZで海外販売、再梱包と丁寧なCSで中古品リユース品もOK

世界的な音楽市場の盛り上がりから、越境ECでCDやレコードの販売を検討される方も多いでしょう。

 

 

しかし、越境ECで障壁になるのが梱包。万が一CDやレコードが破損してしまうと、音楽を聴くことはできません。

 

 

国内で配送する際は距離も遠くなく、インフラも整備されており、丁寧に運ばれます。しかし、海外配送では不透明な部分も多いでしょう。厳重に梱包する必要がありますが、手間がかかってしまいます。

 

 

そこで越境ECサポートサービス「WorldShopping BIZ」のご利用がおすすめです。WorldShopping BIZでは海外への発送作業を代行しています。商品の注文が入ったら、事業者の方はWorldShopping BIZの国内倉庫に発送するだけ。

 

 

WorldShopping BIZが国内倉庫に届いた商品の検品作業を行い、海外配送に必要なインボイスを作成。配送準備を進めます。海外配送に耐えうる梱包かどうか確認し、場合によっては緩衝材を追加して再梱包して海外ユーザーに発送します。壊れやすく傷つきやすい中古リユース品も、安心して発送できます。

 

 

越境ECで音楽関連商品を海外配送する際は、WorldShopping BIZのサービスをご利用ください。

 

人気の音楽商品を越境ECで販売しよう

ストリーミングサービスの普及によって、時代や国をこえて、さまざまな音楽が聴かれるようになりました。結果、「気に入った音楽をレコードでコレクションしたい」「好きなアーティストのネットでは聴けない曲が収録されたレコードがほしい」というニーズが高まっています。海外のレコードを欲しい方が増えている今、音楽商品と越境ECの相性は非常に良いものだといえるでしょう。

 

 

一方で、越境ECを始める際にはハードルが多いのも事実です。コストを抑えつつ運用をしたい方には、WorldShopping BIZのサービスがおすすめです。自社のECサイトに専用タグを一行設定するだけで、自社サイトを海外対応にすることができます。大きな手間をかけることなく越境ECを始めたい方は、ぜひ導入をご検討ください。

 

 

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執筆者
橿村 芽久未

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