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越境EC支援のジグザグ、2025年上半期の海外ユーザーデータを公開。アニメ関連商品、日本食の根強い人気。

作成者: 橿村芽久未|Aug 1, 2025 12:00:00 AM

〜2025年1月から6月の海外販売データを公開、越境ECの利用実績から見る最新情報〜

 

ウェブインバウンド・越境EC支援を行う「WorldShopping BIZ(ワールドショッピングビズ)」を展開する株式会社ジグザグ(本社:東京都渋谷区、代表取締役:仲里一義、以下「ジグザグ」)は、保有ユーザーデータを元に「2025年版、上半期ウェブインバウンド®︎データ」を公開しました。

 

▼ 海外ユーザーデータ公開の背景

日本政府観光局(JNTO)が2025年6月18日に発表した「2025年6月訪日外国人数*(推計値)」は337万7,800人となり、過去最速で累計2,000万人を突破しました。2024年同期を370 万人以上上回っています。

 

夏休みシーズン前で比較的需要が落ち着くタイミングですが、スクールホリデーに合わせた訪日需要の高まりは継続していて、中国、韓国、シンガポール、インド、米国、ドイツを中心に訪日外国人数が伸びたことが6月の押し上げ要因となりました。また、米国で単月過去最高を更新し、韓国、台湾、シンガポールなど15市場で6月として過去最高を記録しました。

 

国土交通省が発表するインバウンド消費動向調査では、その対象は実際に日本に訪れた外国人観光客を指しますが、2025年3月にジグザグ社とResorz社が共同で公開した「越境EC・ウェブインバウンド白書」においては、訪日経験者の方が、越境ECの利用経験が高いということでした。

 

このように訪日経験は旅行中以外の消費を促すことが示唆され、旅行の前後や旅行中でも日本のECサイトでの購入体験を生み出すことはウェブインバウンド®︎という新たな経済圏の可能性を秘めています。

 

そこで、今回の海外ユーザーデータの公開によって、国内小売・EC事業における「海外販売対応・ウェブインバウンド®︎対応」の重要性を解き明かしていきます。

 

 

▼ 上半期ウェブインバウンド®︎データ

海外カスタマー向けに購入代行を行う「WorldShopping」において、2025年1月〜6月期の出荷国上位割合を見てみると、最も多かったのは「アメリカ」で23.2%、第2位は「台湾」で17.4%、第3位は「香港」で17.2%、出荷実績は168の国と地域となりました。

販売アイテムランキングの第1位は「Tシャツ」、第2位には「ぬいぐるみ」、第3位には「CD/ミュージック」のカテゴリがランクインしました。 また、8位には「レコード」がランクイン。動画系SNSを発端として若い世代を中心に日本のシティポップが再燃していることが話題となっていますが、その影響が垣間見えます。
上半期の商品売り上げTOP5は、音楽・アニメなど、カルチャー関連の商品がランクインしました。特に「日本限定」の特典が付くアイテムや日本のみで販売する限定品は越境購入されやすく、公式でしか買えないものに需要があることがわかります。また、第5位にランクインした「ふりかけ」は根強い人気で、日本食への興味・関心が強いことが伺えます。

実際、国土交通省観光庁が公開している「インバウンド消費動向調査2024年調査結果」では、訪日外国人旅行消費額8兆1,257億円とコロナ以降同程度の成長が続けば、2025年のインバウンド市場は10兆円規模に達する見通しであり、日本経済への波及効果への期待も高まっています。

 

さらに、費目別にみると、宿泊費が33.6%、買物代が29.5%、飲食費が21.5%を占めており、旅行中(旅ナカ)に多くの「日本食」に触れる機会があることがわかります。そこで商品を知り、旅アトに越境ECを通じて商品を購入しているものと考えられます。

 

WorldShopping BIZ導入企業でも、旅ナカでの体験を帰国後にも感じてもらうために店舗やECサイトにおいてさまざまな施策を実施しています。

 

施策事例(一部)

・ECでのリピート購入を促すため、ショップカード配布をおこなう「船坂酒造店」

・築地に本店を構え、インバウンド向けに商品説明を載せたチラシを配布する「伊藤海苔店」

・世界中で注目される「抹茶・日本茶」の文化をECサイトを通じて発信する「上林春松本店」

 

このように旅行の前後や旅行中でも日本のECサイトでの購入体験を生み出すことは「ウェブインバウンド®︎」という新たな経済圏の可能性を秘めています。

 

 

*「2025年上半期海外ユーザーデータ」調査概要

対象者:以下、期間中「WorldShopping」を利用して商品購入をした海外カスタマー

対象期間:2025年1月1日~2024年6月30日

 

▼ 越境EC・ウェブインバウンド®︎白書 2025

海外展開のあり方としてニーズの高まっている「越境EC」について「WorldShopping BIZ」を提供している株式会社ジグザグと、海外ビジネス支援プラットフォーム「Digima〜出島~」が共同で『越境EC・ウェブインバウンド®白書』を作成いたしました。

 

本書では「Digima〜出島~」に寄せられた最新の海外ビジネス相談と、海外進出検討企業へのアンケート、ならびに、株式会社ジグザグの保有するマーケットデータをもとに作成しており、訪日経験がどういった影響を与えるのか、成功企業はどのような動き方をしているのか。など、海外へのビジネス展開を考えている企業様、すでに実施されている企業様にも役立つ内容となっております。

 

▼以下のURLより、無料でダウンロードしていただけます。

https://www.worldshopping.biz/whitepaper/crossborder_ec_webinbound2025

 

WorldShopping BIZ:概要

「WorldShopping BIZ」は、海外販売をはじめたいすべての国内EC事業者に対して、多言語対応・海外決済・海外配送まで、まるごと支援を行うことで海外販売をサポートする越境EC対応サービスです。

 

海外販売を始める際に壁となる言語・決済・物流に関するサポートから、不正決済の防止機能や、海外カスタマーのデータを可視化する「ショップダッシュボード」を提供することで、日本のEC事業者の越境EC販売をサポートする国内外で特許を14件取得済みの安心・安全なサービスを提供しています。

 

サービスページURL:https://www.worldshopping.biz/


企業情報

会社名  : 株式会社ジグザグ

URL   : https://www.zig-zag.co.jp/

代表取締役: 仲里 一義

所在地  : 東京都渋谷区桜丘町14-1 ハッチェリー渋谷

設立   : 2015年6月24日

事業内容 :

・WorldShopping BIZ:EC事業者向け海外販売支援サービスの開発・提供

 https://www.worldshopping.biz/

・WorldShopping:海外カスタマー向け購入代行サービスの開発・提供

 https://www.worldshopping.global/

・インバウンドナビ™︎:訪日インバウンド向け店舗誘導最適化サービス

 https://www.worldshopping.biz/blog/inbound-navi