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【WSBIZ Report】英語圏在住者4,800名対象、ファッションECに関する調査

2021.08.20 /
WSB Report

WorldShopping BIZを運営するジグザグにて越境ECを利用する海外ユーザーの消費動向を調査するため、グローバルリサーチを実施しました。

 

今回は、英語圏のユーザー4,800名を対象に行った「ファッションEC」に関するアンケートの結果をご紹介します。

 

以前、公開した「オンラインショッピングに関する調査」では、オンラインショッピングの経験率や越境EC(国外からのEC購入経験)がご覧いただけます。こちらも併せてご覧ください。

 

目次

  1. ファッション情報の収集、若年層は海外ユーザーでも「 Instagram」を利用
  2. 購入場所は「実店舗」が主流。30代のファッションEC利用率が他年代に比べ高い事が判明
  3. 最も好きなファッションブランド第1位は「NIKE」、ブランドステータスは分散傾向

 

ファッション情報収集:利用SNS

 

インターネット調査による英語圏在住者4,800名を対象に「SNSでファッションに関する情報を収集するか」を調査しました。

 

SNSでファッションに関する情報を「(収集)する/たまにする」と回答した人は36.2%、「あまりしない」が27.2%、「全くしない」は36.6%となりました。続いて、ファッションに関する情報を SNSで見ることがあると回答した3,042名を対象に「ファッション情報を収集する際に利用するSNS」を聞きました。

 

最も多かったのはFacebookで57.5%、続いてInstagramで55.5%、YouTubeが39.9%となりました。

 

 

海外ユーザー向けに展開している「WorldShopping.Global」でも、各種SNSを運用していますが、ユーザーからのお問い合わせは「Facebook」「Instagram」の比率が高くショップとのコミュニケーションツールとしても利用されていると感じます。

 

また「Facebook」では、日本国内に比べて海外ユーザーの「グループ機能」利用が盛んなことも利用率が高かった要因として考えられます。実際の繋がりがなくても公開/承認制コミュニティを作成可能で、地域別や趣味別に掲示板機能やイベント作成機能などが多く使用されています。

 

グループの検索機能で「Fashion」と検索をかけると小さくても1万人、大きなグループでは60万人以上が参加してファッション情報を交換している様子が伺えます。

 

さらに、ファッション情報を収集するSNSを年代別に見てみると年代差が大きく見られました。

 

 

若年層(19〜29歳)の第1位は「Instagram」、次いで「Facebook」、そして「TikTok」と続きました。YouTubeの利用も多い様子が伺えます。30代以上では「Facebook」と回答した人が約6割となり、若年層の利用率が高かった「TikTok」「SnapChat」の利用率が低い傾向が見られました。

 

 

また、その他(Other)の回答ではブランドサイト」という回答が散見されました。他にも「口コミサイト」「ブログ」「カスタマーレビュー」など、個人発信の情報を参考にしている人もいるようです。モール(Amazon)や検索(Google)との回答もあり、ファッション情報収集は様々な流入チャネルが利用されていることが伺える結果となりました。

 

 

ファッション用品:購入場所

 

次に実際のファッション用品購入に関して調査をするため、「ここ数年の間、ファッションアイテムをどのように購入しましたか?」と聞きました。

 

 

最も多かったのは「実店舗:モール」で61.5%、「実店舗:正規ブランド路面店」で58.1%、「EC:正規ブランドサイト」で33.4%となりました。「実店舗:古着屋」は32.8%となりました。

 

購入場所に関して年代別に見てみましょう。

 

 

年代別で見ると「実店舗:モール」は19〜29歳の値が高い傾向が見られます。「EC:正規ブランドサイト」「EC:モール」などのEコマースでは30〜39歳が他年代と比較して高い様子が伺えます。

 

 

全体的にファッション用品の購入は「実店舗」での購入がまだ主流だと言えそうです。

 

 

好きなファッションブランド

 

最後に、「好きなファッションブランドを1つだけ教えてください」と聞きました。多くのブランド名があがりましたが、以下TOP10のランキングとなります。(年代19歳〜59歳、有効回答数:4,292件)

 

 第1位    NIKE   465票
 第2位   GUCCI    138票
 第3位   adidas   125票
 第4位   Levi’s       123票
 第5位   SHEIN      110票 
 第6位   ZARA       108票
 第7位   H&M        100票
 第8位   NEXT        87票
 第9位   ASOS    69票
 第10位 OLDNAVY  61票

 

 

第1位となったのは「NIKE」で465票となりました。ランキングを見てみるとスポーツブランドから、ハイブランド、ファストファッションブランドの名前があがっていることがわかります。

 

他にあがったブランドで票数が多かったものは以下のブランドでした。(30票以上獲得したブランド)

 

 

FahionNova、NewLook、CityChic、American Eagle、lululemon、Kmart、Guess、CottonOn、Chanel、Calvin Klein、Primark、GAP、UNDER ARMOUR、Ralph Lauren(POLOも含む) *順不同

 

 

国内でも馴染みのあるブランドから、海外のファッションモールまで様々な名前があがりました。

 

 

 

以上、「ユーザーアンケート調査の結果」をご紹介しました。

 

「海外販売を始めたい」「販路拡大に海外展開を考えている」「越境ECが気になっている」というEC事業者の方はこちらより資料請求が可能です。

 

調査概要

調査期間:2021年5月28日~5月31日
実施方法:インターネット調査(Syno Japan株式会社/ Syno グローバルリサーチ)
調査対象:19~59歳、男女、英語圏在住者(US/UK/CA/AU)
回収件数:4,800サンプル
    (US=1,677/UK=1,034/CA=1,048/AU=1,041)

執筆者
橿村 芽久未

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