ECサイトを通じて海外商品を売買する「越境EC」の市場規模が年々拡大しています。越境ECでは、「その国ならでは」の商品が人気を集める傾向にあります。日本でいえば、「伝統工芸品」がその一つ。
2021年に開催された東京五輪の影響もあり、世界的に日本の伝統文化に注目が集まっています。この記事では、海外で人気を集める伝統工芸品についてご紹介します。
日本の伝統工芸品とは
伝統工芸品は、伝統的な手法を用いて職人が手作業で一つひとつ作る工芸品のことです。手仕事ならではの「素朴な温かみ」「繊細な紋様」「色彩表現の美しさ」「高い機能性」など、さまざまな魅力を持っています。
現在、日本にある伝統工芸品は約1,200品目。
織物、染色品、陶磁器、漆器、木工品、竹工品、金工品、石工品、貴石細工、和紙、文具、人形、扇子、提灯、和楽器など、さまざまなものがあります。
日本で「伝統的工芸品」と名乗っているものは経済産業大臣の指定を受けた工芸品で、主に下記のような条件を満たす必要があります。
・日常生活で使われるもの。
・製造工程の多くが手作業であるもの。
・100年以上の歴史があり、伝統的な技術・技法により製造されるもの。
伝統工芸品の魅力と価値
伝統工芸品は、アート的な価値が認められるケースもあります。また最近では、日本の伝統文化を新しく解釈し直した、おしゃれでかわいいデザインの伝統工芸品も増えています。中には日本のアニメや漫画、ゲームといったポップカルチャーのキャラクターとコラボした伝統工芸品もあり、アート性が高まっているといえるでしょう。
もう一つの魅力は、手作業であるがゆえ、全てが「一点モノ」であるということです。焼き物一つとっても、まったくおなじ模様、柄のものは一つとしてありません。「自分だけが所有している」と思えることが価値を生み出しています。
さらに、経年変化によって魅力が増すことも価値の一つです。伝統工芸品は日常生活で使ううちに味が出て、魅力が増していきます。
例えば、お椀や箸などの漆器は、使うほどに風合いが増し、買った時とは違った魅力を楽しめるでしょう。焼き物については欠けてしまっても、「金継ぎ」と呼ばれる日本の伝統技術で修復できます。修復された器は継ぎ目がデザインされた模様のように見え、新たな魅力を感じられるようになるでしょう。
日本の伝統工芸品が海外で信頼される理由
日本の伝統工芸品は、その緻密なデザイン性や機能性の高さが海外で評価されています。長い歴史のなかで研鑽されてきた技術力の高さに、信頼を寄せる海外の消費者は少なくありません。
また、アートのような美しさと、使いやすく物持ちが良いことを両立させているという点も、世界的に評価されている理由の一つです。
日本の伝統工芸品を越境ECで販売しよう！
海外で人気の伝統工芸品は、一つ一つ手間をかけてつくられるもの。当然、作られる商品数には限界があります。それゆえ一つひとつの商品の魅力は高まりますが、同時に金額も高くなります。越境ECで取り扱う際は、さらに配送料がかかるため、金額がより高額になることもあるでしょう。
「初めに聞いていた金額より高くなっている」など、お客さんとの間でトラブルが発生してしまうとリピーターは見込めません。事前に正確な金額を伝えることが重要になりますが、注文対応や発送業務に忙しく追われていると、なかなか対応ができないものです。
そこで、越境ECをサポートするWorldShopping BIZのサービスを利用してみてはいかがでしょうか。
WorldShopping BIZでは、専用のタグ1行をホームページ内に設置していただくだけで、自社ECサイトを越境ECサイトに対応させることができます。
海外ユーザーから注文が入れば、WorldShopping BIZが購入を代行。事業者は商品をWorldShopping BIZの国内倉庫に発送するだけで、あとはWorldShopping BIZが海外ユーザーに発送します。
また、WorldShoppingBIZでは、海外ユーザー向けに「配送先」「重量」「サイズ」を入力するだけで国際配送料金の概算を確認できる「国際配送料シミュレーター」機能が備わっています。高額になりがちな伝統工芸品を扱う場合は、事前に配送料もお伝えしておきたいもの。素早くお客様に総額をお伝えできます。
伝統工芸品での越境ECをお考えの方は、ぜひご検討ください。
「WorldShopping BIZ」：資料請求はこちらから可能です。
「WorldShopping BIZ 少人数制 定期オンラインセミナー」
毎週【火曜日11:00～】と【木曜日15:00～】の2回制にて
少人数制の無料ウェビナーを開催しています。
インタラクティブ形式で、個別のご質問や運用面での悩みにもしっかりお答えします！
ご興味がある方はこちらからお申し込みください。
- 執筆者
- 橿村 芽久未