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越境ECと日本のリユース市場、サスティナビリティを意識した中古品は海外でも信頼が高く人気

2022.06.03 /
ウェブインバウンド

越境ECとは、ネットを通じて海外の商品を売買できる仕組みのことです。
近年、越境ECは販路拡大の一手として注目を浴びており、市場は拡大傾向にあります。

 

一方、越境ECにも関連する「リユース市場」「二次流通市場」が国内外で注目を受けています。

 

リユース市場とは、古本や古着、使わなくなった家電など、使用済みの商品を買い取ったり再販したりする市場のこと。

 

海外でもアパレルや時計などの宝飾品の中古品を販売するショップを「Second hand Shop」と呼び注目されています。

 

従来は業者が買い取り、それを店舗でクリーニングして販売するケースが主流でしたが、消費者間で商品を取引できるフリーマーケットアプリやオークションサイトが近年増加しています。消費者間で取引が行われる「二次流通市場」も活況を迎え、リユース市場はより成長しているのです。

 

この記事では、越境ECを始める際におさえておきたい国内外の「リユース市場」「二次流通市場」について解説します。

 

二次流通トレンド(日本)

リサイクル通信の調査(※1)によると、2020年のリユース市場規模は前年比2.5%増の2.4兆円でした。同調査が始まった2009年以降、市場規模は11年間連続で拡大を続けています。毎年市場規模が拡大し、伸び率が高いカテゴリーは「衣類・服飾系」「ブランド品」「家具・家電」の3つです。いずれも実用性が高いものだといえるでしょう。

 

特に、衣類や服飾、ブランド品といったファッションアイテムの市場は拡大傾向にあります。矢野経済研究所の調査(※2)によると、2019年のファッションアイテムの国内リユース市場規模は7,200億円でした。前年の市場規模と比較すると16.1%増えており、毎年拡大傾向にあることがわかります。

 

フリマアプリやオークションアプリなどの増加により消費者間での売買が大量に発生していることで、リユース市場が拡大し続けています。

 

 (※1)リサイクル通信「リユース業界の市場規模推計2021」

(※2)株式会社矢野経済研究所「ファッションリユース市場に関する調査」

 

 

二次流通トレンド世界

日本同様に、世界でもファッションリユース市場は拡大を続けています。海外の調査(※3)では、2025年までに米国でのファッションリユース市場が770億ドルになると予測。ファッションアイテムを消費者間で売買するアプリ「Depop(ユーザー数約500万人)」「OfferUp(ユーザー数約4400万人)」などが、米国で人気を集めています。

 

 

ファッション業界では、地球環境に配慮した持続可能性の高い「サステナブル」なものが好まれるようになっています。例えば古着や、古着をリメイクした服が人気を集めているのです。海外の調査(※4)によると、1960年代中盤から1970年代終盤に生まれた「ジェネレーションX」と呼ばれる世代の過半数は、サステナブルなブランドから購入する傾向があることがわかっています。

 

 

中国では、ブランド品のリユース市場に注目が集まっています。「中国二手奢侈品市场发展研究报告2020」(※5)によると、中国のブランド品市場で中古品の購入比率は5%。iiMedia Research(※6)のデータによると、2021年第1四半期には中国の消費者の43.8%が「中古の高級品を購入したい」と考えていることがわかっています。「90後」と呼ばれる1990年代生まれの若い世代を中心に、中古商品への関心が高まっています。

 

 

海外でリユース市場が盛り上がる中、「日本人はモノを大事に使う」というイメージが海外で浸透しているため、日本の中古品は海外でも信頼され、注目を集めています。2021年には中国で人気の消費者間売買アプリ「淘宝」「閑魚」の2社と日本の「メルカリ」が提携。メルカリに出品されている商品が、中国のアプリ利用者にも販売可能になりました。今後もさまざまな形で、日本の中古品が海外へ輸出されていくことでしょう。

 

 

(※3)「ThredUP」

(※4)「THE STATE OF CONSUMER SPENDING: GEN Z SHOPPERS DEMAND SUSTAINABLE RETAIL」

(※5)「中国二手奢侈品市场发展研究报告2020」

(※6)iiMedia Research

 

 

 

WorldShopping BIZ 海外販売、再梱包と丁寧なCSで中古品リユース品もOK  

 

越境ECにおける中古販売では、商品の梱包が重要視されます。海外配送では、さまざまな経路でユーザーのもとに商品が届けられますが、配送の過程で揺れたり、誤って落ちたり、乱雑に扱われたりと、さまざまなトラブルが想定されるためです。しかし、丁寧に梱包するためには、手間と時間がかかってしまいます。そこで、海外への発送作業を代行する「WorldShopping BIZ」のサービスがおすすめです。

 

WorldShopping BIZでは、海外から注文が入ると国内ECサイトにて商品の購入を代行します。事業者は注文が入ったら、国内倉庫に発送するだけ。その後はWorldShopping BIZが検品作業を行い、必要な場合は緩衝材を追加するなどして再梱包し、海外ユーザーへ向けて発送します。

 

 

 

 

 

自社ECサイトをすでに持っていて越境ECを始めたい方は、WorldShopping BIZの購入代行サービスをぜひご利用ください。専用のタグ1行をホームページ内に設置していただくだけで、自社ECサイトを越境ECサイトに対応させることができます。

 

海外ユーザーから注文が入ればWorldShopping BIZが購入を代行するため、事業者は商品をWorldShopping BIZの国内倉庫に発送するだけ。その後は、WorldShopping BIZが海外ユーザーに発送を行います。越境ECを始めたい方は、ぜひ導入をご検討ください。​​

 

 

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執筆者
橿村 芽久未

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