Blog WorldShoppingBIZブログ

訪日外国人の“購買意欲の変化”が示す、新しい売上チャンス

25.11.14 /

訪日外国人数は過去最高ペース。今こそ「旅ナカ消費」の取りこぼしを防ぐ時期

2024年以降、訪日外国人数は急回復し、月間・年間ともに過去最高水準で推移しています。
特に2025年に入ってからは、アジア・欧米豪ともに安定した成長を見せており、地方都市や観光エリアでも外国人旅行者を見かける機会が明らかに増えています。

 

訪日観光客が増えるほど、旅行中に出会う日本の商品は増え、その場での購買意欲が高まるのは自然の流れです。

 

しかし実際には、「買いたいのに買えない」というケースは多く存在します。

  • 買ったら荷物が増える
  • スーツケースに入らない
  • 割れ物、瓶で持ち帰りが不安
  • 旅程の後半のことを考えて荷物を増やしたくない

つまり、訪日外国人の増加は、そのまま販売機会を逃しているということも意味しています。

 

JETROの最新調査が示す“旅ナカ購買の強い意向”

JETROが2025年11月5日に公開した最新調査では、訪日外国人の購買行動に以下の傾向が明確に表れています。(出典:JETRO「インバウンド客からのフィードバックを輸出に生かす」

 

1.日本で出会った商品を「お土産として買いたい」需要が強い

旅先のレストラン・カフェ・体験施設・ローカルショップは、実際に商品があり、試食・試飲・体験して購買意欲が高まるタイミングです。JETROの調査でも、「地域で出会った商品を土産として購入したいか」の質問に「ぜひ購入したい」が28.2%、「購入したい」が36.2%と、7割近くの外国人が購入したいと回答していました。

しかし前述のとおり、荷物問題で購入を諦める人が多く、ここに大きな“機会損失”が生まれています。実際に、記事内の外国人のインタビューでも「スーツケースに入らない」といった購買阻害要因の声があがっています。

 

2.帰国後も「日本製品を買いたい」ニーズが高い

訪日外国人は、訪日中に体験して良かった商品を帰国後に越境ECを通じて購入するのは、観光庁や我々の調査でも分かっていますが、今回JETROの調査でも7割以上の外国人が「自国で販売されたら購入したい」という声をあげていて、日本商品のニーズの強さが表れていました。

これはつまり、訪日インバウンドは越境ECの入口になっているという、重要な示唆です。

 

“旅ナカ購入”と“帰国後の再購入”が1つにつながる時代

これらのデータは、今の訪日市場を示しています。

  • 旅ナカ(旅行中):気に入った瞬間に購入欲が高まる
  • 旅アト(旅行後):好きになった商品やブランドをもう一度購入したい

つまり、旅行中の出会い→帰国後の購買という連続した消費者の動きが分かりやすくなっています。

 

ここで重要なのは、旅ナカでの「買いたい瞬間」をどう扱うかでしょう。

荷物問題や言語の壁で逃してしまうと、帰国後の興味も薄れてしまう可能性があります。

 

逆に言えば、「旅ナカで購入しやすい環境を作れるかどうか」が、その後のブランドとの関係性にも影響するようになってきています。

 

スマホで完結する購入導線

訪日外国人の多くは、旅ナカにおいて常にスマホで情報収集を行っています。日本ではあまり英語や自身の母国語でコミュニケーションが成り立たないため、可能な限りスマホを用いて、

  • 商品情報の検索
  • お店の口コミ確認
  • 支払い(QR決済)
  • 旅先でのEC利用

荷物の問題が大きい旅行先ではなおさら「現場で出会った商品の詳細をスマホで確認し、そのままスマホで購入し、母国の自宅へ配送してもらう」という体験が受け入れられやすい状況になっています。

 

 

これまでの市場の流れを整理すると、自然と見えてくるポイントがあります。

  • 旅ナカの「買いたい瞬間」を逃さない
  • 荷物問題を解消する
  • 言語の壁や決済の壁をなくす
  • 帰国後の再購入にもつなげる

これらを実現するためには、スマホ上で海外ユーザーが商品詳細を知れて、そのままストレスなく購入できる環境が必要です。

 

WorldShopping BIZでは、旅ナカでの「言語の壁」「買いたい瞬間を逃さない」「荷物問題」を解決するために、「インバウンドスワイプ」と「旅ナカクリック」をリリースしています。インバウンドスワイプと旅ナカクリックを使えば、おすすめの商品を外国人専用のLPで紹介することができ、そのまま海外の自宅へ発送できます。

 

まとめ:訪日客数の増加×購買行動の変化=新しいチャンス

  • 過去最高の訪日外国人数
  • 旅ナカでの強い購買意欲
  • 荷物問題による機会損失
  • 帰国後の日本製品需要の高さ
  • スマホで完結する購買行動の普及

これらが同時に進んでいる今、旅ナカ購買と越境ECが繋がる「新しい需要の波」が生まれています。


旅ナカクリックやインバウンドスワイプ、そしてWorldShopping BIZを活用して訪日外国人の波を自社の売上に繋げることに興味のある方はぜひ一度お気軽にお問い合わせください。

👉資料請求・お問い合わせはこちらより

資料ダウンロード お問い合わせはこちら
執筆者
Law(青木 哲郎) 株式会社ジグザグのBtoBマーケティングマネージャー。セミナー企画から記事執筆までBtoBマーケティング全体を企画、実行しています。

資料請求・お申し込みはこちらから

資料請求 お申し込み