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インドのディワリとは?2026年の開催日程・由来・動向まとめ

25.11.11 /

なぜディワリが注目されているのか

ディワリが注目される理由は、インド経済の拡大と消費需要の急増が、この時期に最も集中するためです。近年は国内だけでなく世界のインド系コミュニティにも広がり、旅行・EC・小売・金融など幅広い分野で年間最大級の商機が生まれる時期として重視されています。

 

理由1:インド最大の消費爆発時期だから

ディワリは、新年や年末商戦に相当するインド最大のショッピングシーズンです。

AmazonやFlipkart(インド最大級のECサイト)といった大手ECは毎年大型セールを実施し、家電・スマホ・金製品・ギフト需要が高まります。インド統計局や民間調査では、ディワリ前後の消費支出は通常月を大きく上回る傾向が示されています。

 

参照:https://ddnews.gov.in/en/diwali-sales-touch-record-rs-5-40-lakh-crore-on-gst-reforms-strong-consumer-demand/

 

理由2:旅行・帰省が集中し、移動需要が最大化するから

ディワリの前後は、インド国内の移動・旅行需要が年間で最も増える時期です。交通機関も埋まり、インド国外への旅行の需要も高まります。訪日需要も同様に高まり、近年では中国国慶節の次の商戦ターゲットとして日本の事業者からも注目を浴びています。

 

参照:国慶節の次は「ディワリ」、インドの大型連休に観光事業者が熱視線

 

理由3:世界中のインド系コミュニティに拡大しているから

ディワリはインドに限らず、インド国外の世界中で祝われています。これはインド国外の国に存在しているインド人コミュニティが増加していることが理由です。

そのため、

  • 地域の観光イベント
  • モールでのセール
  • オンラインギフト需要

などで、国境を超えて商機が生まれます。

理由4:2026年のディワリは「日曜開催」でさらに需要が動きやすいから

2026年のディワリは11月8日となっていて、日曜日開催となることから家族旅行や行事と組み合わせやすく、多くの人が余暇や旅行に出ると予想されています。

 

ディワリとは

ディワリの意味は、「灯りの列」という意味があり、闇に光が勝ち、善が悪に勝ち、無知から叡智へ歩む象徴として家族で繁栄や幸運を祈る、インド最大級の祝祭です。ヒンドゥー教の神話で、英雄ラーマが故郷に戻ったとき、村人が道に灯火を並べて歓迎したという伝承が由来です。

 

2026年のディワリはいつ?

2026年のディワリは11月8日の日曜日です。

ディワリは、ヒンドゥー暦の「カルティク月(Kartik)」を基準に決められていて、カルティク月(Kartik)の月が最も暗い新月(Amavasya) の日が11月8日であることが理由です。

 

 

2026年のディワリで予想されるトレンド

ここ数年、インドでは日本旅行ブームが続いていて、2025年1〜9月のインド人訪日客数は23万3400人と前年同期間比で37%増と変わらず好調です。またディワリのタイミングでの伸びが顕著ということから、2026年も同様の傾向と思われます。

執筆者
Law(青木 哲郎) 株式会社ジグザグのBtoBマーケティングマネージャー。セミナー企画から記事執筆までBtoBマーケティング全体を企画、実行しています。

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