WorldShopping BIZを運営するジグザグは、越境ECを利用する海外ユーザーの消費動向を調査するため、グローバルリサーチを実施。
今回は、日本・中国・アメリカ在住の20〜40代男女900名を対象に「旅マエ・旅行計画の立て方に関する3カ国調査」を行いました。
調査の結果をご覧ください。
▼ 中国では半数近くが海外旅行を実施。アメリカも高水準、訪日インバウンド対策の必要性が浮き彫りに
まず、 「直近1年間(2024年4月〜2025年4月頃)で宿泊を伴う旅行に行った」と回答した日本・中国・アメリカ在住の20〜40代男女900名を対象に「直近1年間で旅行した場所」を聞きました。

全体では「国内旅行のみ」という回答が58.3%と6割を占めました。
国別に見てみると、日本は7割以上が「国内のみ」と回答したのに対して、アメリカ・中国はおよそ半数となっています。
中国は「国内・海外どちらも」と回答した割合が他に比べて高く53.7%となりました。
訪日インバウンド市場はコロナ禍以降年々拡大を続けていて、2024年は8.1兆円の市場規模となっています。2030年には訪日外国人数が現在の約3,600万人から5,000万人まで増加すると予想されており、この大きな波を獲得できるかが日本企業の継続的な成長の鍵と言えそうです。
▼ 旅マエ行動は検索エンジンと地図サービスが主役 外国人に"見つけてもらう"対策が重要に
続いて、「旅行を計画する際に利用するもの、参考にするもの」を聞きました。
全体で見ると「Google(中国/Baido)などの検索エンジン」が最も多く70.7%、次いで「Google MAPなどの地図サービス」、「旅行専門サイト」となりました。
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旅行者が参考にする情報源として、最も多かったのは「検索エンジン」で全体の70.7%に上りました。
一方で、国ごとに参考にする情報の傾向は大きく異なり、日本では「SNS」が42.3%と高く、SNS発信が旅行計画の意思決定に直結していることが分かりました。 中国では「友人・知人の紹介」が半数超と、信頼できる人からのリアルな口コミが鍵だと言えそうです。
アメリカの「SNS」選択者はわずか3.3%にとどまり、検索や公式情報を重視する傾向が顕著です。 つまり、国ごとに異なる"旅マエ情報接点"に合わせた戦略が不可欠だと言えます。
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本調査記事でご紹介したデータの他に「直近1年間(2024年4月〜2025年4月頃)で宿泊を伴う旅行に行った」と回答した日本・アメリカ・中国在住者900名の回答データを無料でダウンロード可能です。
調査項目
・直近1年間で旅行した場所をお選びください
・直近一年間で行った旅行は、どのくらいの人数で行動しましたか?
・旅行前に計画を立てる際、どのくらいの時間をかけますか?
・旅行を計画する際に利用するもの、参考にするものをお選びください。
・旅行前には主にどの検索エンジンを使用して旅行情報を探しますか?
・旅行先を決める際に参考にする情報やサイトをお選びください
・旅行前に周辺施設や食事、お土産を買う場所などはどのように情報を集めますか?
・旅行前の情報収集で利用したSNSやサービスを教えてください
調査概要
調査期間:2025年5月28日~6月5日
実施方法:インターネット調査(Koeeru株式会社/Koeeru for Global)
調査対象:20~49歳、男女
回収件数:日本・中国・アメリカ 各300サンプル
*本調査のデータをご利用する場合は、ホワイトペーパー最下部のアンケートフォームよりご回答ください。
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