Blog | 越境ECならWorldshoppingBIZ

【図解】訪日外国人数、2025年5月は369万3,300人!5月過去最高を大幅に更新-日本政府観光局(速報)

作成者: Law(青木 哲郎)|Jun 18, 2025 7:56:07 AM

日本政府観光局(JNTO)が2025年6月18日に発表した「2025年5月訪日外国人数*(推計値)」は363万3,300人となり、同月過去最高を記録しました。5月として過去最高だった2024年の3,040,294人を65万人以上も上回りました。

 

5月は4月の桜シーズンが終わり、夏休みシーズンがまだ来ていないということで、需要が落ち着く時期ですが、一部で祝日やスクールホリデーに合わせた訪日需要の高まり、中国、フィリピン、アメリカを中心に訪日外国人数が伸びたことが5月の押し上げ要因となりました。

インドでは過去最高を記録し、韓国をはじめとした中国、台湾、アメリカなど21市場5月として過去最高を記録しました。

 

 

※本グラフは転載可能です

 

計測23市場のうち21市場で5月として過去最高を記録

訪日外国人数を地域別で見てみると、多い順に韓国が82万5,800人(前年同月比11.8%増)中国が78万9,900人(同44.8%増)台湾が53万8,400人(同15.5%増)アメリカが31万1,900人(同26.3%増)香港が19万3,100人(同11.2%減)となりました。特に中国は労働節や端午節や中国各地からの航空便の増加もあり、5月として過去最高と大きく伸長し、香港は労働節はあったものの、日本で地震が発生するという情報がSNSで拡散されたこともあり、訪日外国人数は前年同月を下回りました。

※本グラフは転載可能です

 

東アジア

韓国

2025年5月の韓国からの訪日外客数は825,800人で、前年同月比11.8%の増加を見せました。また、2025年1月から5月の累計訪問者数は4,053,600人となり、前年同比8.4%の増加が記録されています。訪日旅行人気の継続や祝日による旅行需要が寄与し、5月として過去最高を記録しました。

 

台湾

2025年5月の台湾からの訪日外客数は538,400人となり、前年同月比で15.5%の増加となりました。また、2025年1月から5月までの累計訪日者数は2,699,700人で、前年同期比では12.3%の増加が記録されています。ゴールデンウィーク期間を避けて訪日を控える傾向も見られたものの、台北桃園~米子間の新規就航や、高雄~関西間の増便、さらに台北桃園~南紀白浜間のチャーター便の運航、クルーズ船の寄港などが訪日需要を後押しし、5月として過去最高の訪日者数を記録しました

 

中国

2025年5月の中国からの訪日外客数は789,900人で、前年同月比44.8%の大幅な増加となりました。また、2025年1月から5月までの累計訪問者数は3,920,300人となり、前年同期比62.9%増という急伸を見せています。航空便については、上海~関西間や天津~羽田間などの増便により座席供給数が拡大したことに加え、クルーズ船の寄港や、中国本土の祝日である労働節・端午節による旅行需要の高まりが相まって、5月として過去最高の訪日者数を記録しました

 

香港

2025年5月の香港からの訪日外客数は193,100人で、前年同月比11.2%の減少となりました。5月上旬には労働節(香港の祝日)があったものの、日本で地震が発生するという情報がSNS等で拡散された影響により、訪日を控える動きが見られました。その結果、訪日外客数は前年同月を下回る結果となりました

 

豪州・北米

米国

2025年5月の米国からの訪日外客数は311,900人で、前年同月比26.3%増となりました。イースター休暇と夏期スクールホリデーの合間にあたる時期で、一般的には訪日需要が落ち着く傾向にありますが、依然として高い訪日旅行人気が継続しており、混雑する時期を避けて5月に訪日する動きも見られました。これらの要因が重なり、米国からの訪日者数は5月として過去最高を記録しました

 

カナダ

2025年5月のカナダからの訪日外客数は66,300人で、前年同月比18.8%の増加となりました。イースター休暇やスクールホリデー後のタイミングで訪日需要が一旦落ち着く時期ではありましたが、訪日旅行人気が継続していることに加え、前年同月と比べて直行便の本数が増加したことなどが後押しとなり、5月として過去最高の訪日者数を記録しました

 

豪州

2025年5月のオーストラリアからの訪日外客数は78,900人で、前年同月比18.7%の増加となりました。例年5月はスクールホリデーやイースター休暇が終わり、訪日需要が一段落する時期とされますが、オーストラリア全体でアウトバウンド需要が増加していること、そして継続する日本人気が相まって、5月として過去最高の訪日外客数を記録しました

 

 

※本グラフは転載可能です

 

※本グラフは転載可能です