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【図解】訪日外国人数、2023年12月は273万4,000人でコロナ禍以降最多を更新!2023年累計で2,500万人も超え、2019年比78.6%まで回復!-日本政府観光局(速報)

作成者: Law(青木 哲郎)|Feb 14, 2024 11:47:38 PM

日本政府観光局(JNTO)が2024年1月17日に発表した「2023年12月訪日外国人数*(推計値)」は273万4,000人となり、コロナ禍以降最多を更新。2023年累計で、25,066,100人と2,500万人を超えました。12月としては過去最多を記録し、訪日インバウンドの本格的な回復となっています。コロナウィルス感染拡大前に70万人を越えていた訪日中国人数は、31万人と43%程度の回復で、例年12月は11月より下落する傾向がありますが、2023年12月は11月を上回っていることから中国においても回復の兆しが見える結果となっています。

 

また、2023年10月3日にはアメリカの大手旅行雑誌『コンデナスト・トラベラー』が読者投票ランキング「リーダーズ・チョイス・アワード」で「世界で最も魅力的な国」において、日本が第1位(昨年第2位)に選出されるなど、日本人気がコロナ後も継続してます。

 

計測している23市場のうち、13市場(韓国、台湾、香港、シンガポール、インドネシア、ベトナム、インド、豪州、米国、カナダ、メキシコ、イタリア、スペイン)において11月として最高記録の訪日外国人数を記録しています。

 

※本グラフは転載可能です

 

計測23市場のうち12市場で増加。中国は若干の回復の兆し。

訪日外国人数を地域別で見てみると、多い順に韓国が78万2,700人(2019年同月対比215.66%増)、台湾が39万9,500人(同14.71%増)、中国が31万2,400人(同56.01%減)、香港が25万1,100人(同0.58%増)、アメリカが18万3,200人(同26.78%増)、タイが12万5,800人(同23.73%減)となりました。他には、シンガポール・ベトナム・インド・豪州・メキシコからの訪日外国人数が2019年同月に比べて10%以上増加していることも大きな要因です。

※本グラフは転載可能です

韓国

韓国は、2019年同月比215.7%増加と大幅な増加しています。、2019年7月に日本政府が行った「半導体3品目の輸出管理の強化」による日韓情勢の悪化にともなう旅行控えが発生していたため、データ比較には注意が必要です。韓国発の日本各地へのチャーター便を含む路線の増便や復便の影響もあり、訪日韓国人数は78万2,700人と伸びました。

 

台湾

台湾は、旅行代金の高騰、旧正月へ向けた旅行控えなどがあるものの、チャーター便を含む直行便の増便・復便、紅葉シーズンの訪日需要の高まりなどもあり、訪日外客数は39万9,500人とコロナ前同月比14.7%増となりました。

 

中国

中国は、団体客の解禁はすでに行われていますが、処理水などの騒動や中国経済の低迷もあり、期待されたほど伸びていない状態は変わっていません。ただし、日本への直行便数は徐々に回復、クルーズ船の寄港などにポジティブな傾向があります。

 

香港

香港は、旅行代金の高騰がありましたが、地方路線の回復、クリスマス休暇などの連休の影響もあり、訪日外客数は25万1,100人と2019年同月比100.6%となりました。

 

 

 

訪日外国人数の数値と中国からの数値は以下のとおり。

 

 

※本グラフは転載可能です

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