【ジグザグ5周年】これまでの5年と、これから。 - 仲里一義(Part3)

2020.06.30 / SPECIAL

ジグザグはおかげさまで、2020年6月24日をもって創業5周年を迎えることが出来ました。

お客様やお取引先様、社員、社員のご家族など、ジグザグをご支援くださったすべての皆様に感謝の気持ちをお届けするとともに、
「ジグザグの今、これから。」と題したコンテンツをお送りします。


※こちらは連載Part3になります。Part1Part2をまだお読みでない場合はPart1
Part2とあわせてお楽しみください 
– Part1を読む –
– Part2を読む –

 

・事業について

-起業1年5カ月目キャッシュアウトの危機、
-「ありがとう」は元気と勇気が出る魔法の言葉

 

■1年5カ月目、銀行残高●●●円!?キャッシュアウトの危機

2015年6月に会社設立、2016年4月にサービスもリリースでき、複数クライアントに導入も決まり徐々に売上も上がっていきましたが、社員はいないものの、プロダクトは外部委託エンジニアに依頼して日々アジャイルで開発をしていくので販管費は当然出ていきます。
エンジェルラウンドでの出資金と追加で調達した創業時の融資資金が残り数カ月で底をつくのは見えていました。
当然、まだ人を採用できる余裕もないので営業、多言語カスタマーサポート、商品発注仕入れ、検品・梱包・海外配送業務を一人で行っている上に、今度は次の資金調達も動かなければなりませんでした。

VCも投資家も伝手が無い中、初期株主の海老根さん、松本さんには投資家、VCをいくつも紹介いただき一緒に同行もしてくれました。メディアでは他のスタートアップが「●億調達!」というリリースが出ている中で、シードラウンドで数千万までだったら、ビジネスモデルと初期プロダクト、多少の売上が出てることで行けるんじゃないか?という考えがどこかにあったかもしれません。

しかし、そんな甘い考えはもろくも崩れます。

 

・「まだもうちょっと様子みたいな」

・「次のシリーズA以降で検討させて」

・「リード投資先が決まったらフォローで検討します」

・「越境ECって少し前に話題になったけど伸びるの?」

・「アマゾンにどうやって対抗するの?」

・「手堅そうだけど、ちょっと地味かな」

・「それってスケールするの?」

 

行く先々でことごとく断られ続けました。

自分が見えてる未来を伝えられていない、それを立証する数字はまだ少ない、でも成功する自信はある。
減っていく銀行残高と、過ぎていく時間。とにかく当たり続けるしかない。

 

仲里:「海老根さん、松本さん、そろそろ本当にキャッシュやばいです。。。」

松本さん:「あといくら?」

仲里:「300万です」

海老根さん:「政策金融公庫は行ったか?」

仲里:「すでに融資受けてます」


日々の進捗と叱咤激励をうけつつも、
2016年10月末、銀行残高が100万円を切りました。
11月には数百万の支払いがあります。このまま行けばキャッシュアウト。
毎日吐きそうな日が続きました。

 

11月10日が過ぎ、20日が過ぎ、、、肝を冷やしながら、毎日通帳を見ているなか

 

2016年11月25日、MICイノベーション4号ファンドから5000万円が入金されました。

ついに粘り強く話を続けていたモバイルインターネットキャピタルから無事シード投資を受けることができたのです。

 

「生き延びた・・・これでまだやれる。」

 

これが通帳記帳したときの正直な本音です。

僕を信じて投資してくれた、モバイルインターネットキャピタル元木さんには、本当に感謝しています。
(もちろん、本当の恩返しはここからですけど)

そして投資家のご紹介から実際の投資家回り、投資契約書のレビュー含め最後の最後まで真剣にハンズオンで相談に乗っていただいた海老根さん、松本さんにも本当に感謝です。

とにかくめちゃめちゃ心強かった。きっと自分一人だけだったら心が折れていたかもしれません。


■「ありがとう」は元気と勇気が出る魔法の言葉

無事、シードラウンドでの資金調達も終え、2016年12月の出来事。
クリスマス1週間前の日本時間12月18日(日)6:57にアメリカから1件のオーダーが入りました。
漫画全館ドットコムで販売されていた、「オバケのQ太郎全巻セット」

オーダーから数分後、このアメリカに住んでるお客様から1通のメールがカスタマーサポートあてに届きました。

『息子がオバケのQ太郎のファンで、「サンタクロースにオバケのQ太郎マンガセットをお願いした」と言ってとても楽しみにしている。アメリカではどこさがしても売ってない。日本のサイトのほとんどが海外配送していなくて、やっと漫画全館ドットコムでWorldShoppingのサービスで海外配送していることを知った。子供の夢を壊したくない、願いを叶えたいのでなんとしてでもクリスマスまでに間に合わせて欲しい!頼む! Please!!」

といった内容でした。

クリスマスの時期は、日本国内だけじゃなく海外配送も税関もとても混んでいて普通に送っては全然間に合いません。

「絶対に間に合わせたい。」

ジグザグ・サンタクロースは動きました。

即日漫画全館ドットコムに注文を入れ、ジグザグオフィスに届き次第、FedExの最速便を手配し12月20日に日本から出荷。
あとはスムーズに通関手続きを終え、届くのを祈るだけ。

頼む、間に合ってくれ。。

FedExのTracking Noの進捗を気にしつつ結果、日本時間12月23日(現地時間12月22日)に無事配達完了!

即日、ニューヨークのお客様から
「無事届きました!本当に感謝してます。息子も喜んでくれました。ありがとうございます!」
というメールをいただきました。

起業時に考えていた事業キーワードの1つ『「ありがとう」が生まれるサービス』(※Part1参照)を実感した瞬間でした。

自分が考えたサービスで海外に住んでいるユーザーと日本のEC事業者がつながり、商品を海を渡り、無事届けることができている。

「世界中の欲しいに応える、世界中に想いも届ける」

2016年12月暮れ、この「ありがとう」という言葉に『自分がやってることは間違っていないんだ』と元気と勇気を100倍もらいました。

 

つづく。

– >>>Part4を読む
(目標と現実のギャップ、成長へのターニングポイント、知財戦略について)

 

はじめから読む(Part1)

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